月別アーカイブ: 2014年5月

彩りの詩「穂草の道」

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1.  愛
日本画50号F
慈しみのまなざし受けて残り鴨
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2. 讃美
ペン画20号F
称ふかな春の花々抱え来て
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3. 母心
日本画30号F
嫁入りの荷に加えらる錦ばち
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4. 慰められる
日本画30号F
五旬節の隠れ沼に一人ゐる
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5. うれしい
ペン画30号F
ハレルヤハレルヤ畑の萌える復活祭
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6. 季の移り
墨絵50.5cm × 65.5cm
行く冬の音のするなりこの朝
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7. 祈り
ペン画30号F
イエスさまに子等を頼みて冬隣
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8. ある六月
日本画50号F
許し給へとわが性思ふ雨の月
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9. 老ひ未だ
日本画8号F
煤して家の門のバラ春捉げる
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10. 静かな喜び
日本画10号F
アダムとエバの進む道に花のある
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11. ヘッセの庭に咲く花
日本画8号F
ヘッセの庭に咲く花よ
おまえはどんな色なの
ヘッセの庭で私の花と同じ色して咲いているのね
神様がお創りになったのだ
思い煩いを捨てよ
神の花が私にそう語りかける
神の花よ委ねよというのね
私の心がしばらくして
神の手の中にゆったりとゆったりと遊ぶ
平和にそして静かに
私はいる
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12. 過ぎゆく日
ペン画20号F
七十路の誰か念わん花の道
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13. 日脚伸ぶ
日本画8号F
農夫をりし畑おほへる花の群
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14. 好む
日本画8号F
杖つきて行く畑道は草の花
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15. 満つる
日本画10号F
絞り咲きて天に漲りて春なり
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16. 野の花を見よ
日本画8号F
春の幽庵のくすしき神の技
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17. 野の花を見よ
日本画8号F
赤い百合が大地より生え咲き満ちて
人の心の中へと消えてゆく
満ちて咲く赤い百合
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18. 祝福
ペン画30号F
十字架の救いの春の宿痾かな
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19. 咲く
日本画8号F
きぶしが風に揺れている
春の幸せを乗せている
私がその春をもらいたいと思うとき
春は私の心に入ってくる
杖をついている私に春は優しい
病む脚が優しさをもらう
こつこつと杖をついて歩くとき
私の心は優しさの中にいる
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20. 主は羊飼い
ペン画8号F
慟哭の日もありしかな雪無限
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21. クリスマスの庭
イエス様のお誕生があって
私たちは光を見る
私たちは明りの中を歩く
明りはいつも私の足元を照らす
イエス様って呼ぶ
イエス様の教えはつましく生きること
イエス様の教えは隣人に仕えること
イエス様の教えはたくさんある
私は少し努力しているだけで精一杯です
でも心の中に花が咲きます
イエスの優しい響きが私の心にこだまする
イエスの響きよ
老いのこの日の両手に溢れさせよ
脚が衰えてもそれなら私は力強く生きる
心臓が不整脈を出しても私は微笑むのです
この自覚が私の心に響く
老いてこの自覚が大きくなっていく
私はこの探求の中にいて今日もイエスを呼ぶ

 

22. 恵み
お世話になった方へこの待降節に庭でとれた柚子を使ったケーキを贈りました。娘とそのお義母様にも送って喜ばれました。長い間たくさんとれる柚子を持て余し気味の私でしたが、ケーキの本からヒントを得てフルーツケーキを考案しました。これは私のお茶の友です。私の庭はブラックベリーやスモモ等もとれます。これらは果実酒やジャムになりケーキを焼いたり、クッキーと共にいただきます。クッキーは庭のフェンネルを入れて焼きます。庭でとれるハーブはハーブ湯にもします。庭の恵みの感謝は言葉に表せないぐらい心を豊かにしてくれます。庭で働くことは71歳の私にとってつらいときもあります。忍耐の必要なこともありますが心を癒してくれる不思議な力が庭にあり、庭仕事はやめられません。「蜘蛛の糸の銀糸でおられ愛く恵み」。「霜の置く朝明の庭に憂さを捨つ」。「クリスマスローズ待ち焦がれいて白き花」。畑の畔に神がおられると聞きました。種を撒いた後、芽が出るとき、花が開くとき、果実がなるとき、いろいろなとき、ご臨在を覚えます。体の弱さを感じます。いくつになっても、畑で種を撒き、果実の木の世話をしたいと思います。